Crystal Reportsの競合解消

Crystal Reports

TimeP@CKSという勤怠システムで「予期しない例外エラーが発生しました。」のエラーメッセージが表示されるようになって、勤怠情報を印刷できなくなったとのご相談を受けました。

担当者の方からIE11のサポート終了にともなって、電子請求受付システムのアップデートを行ってからエラーメッセージが表示されるようになったとのことでした。またTimeP@CKSの会社にも聞いてみたそうで、Crystal Reportsというのが競合しているからということでした。

現地に行って、インストールされているバージョンを確認すると、
TimeP@CKS でインストールされたバージョン

Crystal Report Basic Runtime for Visual Studio 2008

電子請求受付システムのアップグレードでインストールされたバージョン

SAP Crystal Reports Runtime engine for .NET Framework (32bit) 13.0.3.03805

対応

勤怠管理ソフトが、電子請求受付システムのアップグレードでインストールされたCrystal Reportsのバージョンに対応すれば解消するはずですが、いつ対応するか…そもそも対応してもらえるのか?もわからない状態なので、今回は勤怠管理ソフト側のアプリ設定を変更してCrystal Reportsをリダイレクトすることで利用できるようにしました。

注意

今回の対応方法は当事務所独自に行ったものです。
勤怠管理ソフトの設定を変更することになりますので、サポート対象外になる可能性もあります。最悪、勤怠管理ソフトが動かなく可能性もありますのでバックアップなどを行い、ご自身の責任で行ってください。

現地のTimeP@CKSの環境は、下記ディレクトリに勤怠アプリ(TpPlus.AppUI.exe)がインストールされていました。

C:\Program Files(x86)\TimeP@CKS\TpPlus

SAPのサイトに記載があった解消方法をもとに、TpPlus.AppUI.exe.configに項目を追加するだけで無事印刷ができるようになりました。

なお追加項目が記載されているWinFormCRViewer.exe.confignewVersion="13.0.3500.0"newVersion="13.0.4000.0" にしてTpPlus.AppUI.exe.configに追加する必要がありました。

参考