QNAP NASでGuestアクセスができなくなる

QNAP NASで公開されたファームウェアを適用したら、guest(匿名)アクセスが拒否されるようになりました。適用したファームウェアのバージョンは、QTS 4.3.6.0979 build 20190620。QNAP NASは TS-231P。

QNAP NASの共有フォルダのアクセス権を確認しましたが、guestアクセスは有効になっていました。その後調べた結果、今回のファームウェアを適用すると、内部的にguestアカウントが無効にされる場合があるようです。

対処方法としては、適用したファームウェアを古いバージョンにロールバックする方法があるようですが、ロールバックしても修復されない場合もあるようです。

ゲストアクセスでファイル共有している環境で業務にも支障をきたしていたので、QNAP NASにユーザーを登録し、そのユーザーをWindows 10の資格情報マネージャに登録して共有ファイルにアクセスできるようにしました。

たぶん次に公開されるファームウェアで修正されるとは思いますが…

修正されたようです。ファームウェアQTS 4.3.6.0993 build 20190704が公開されました。またリリースノートにも修正した旨の記載があります。

[Fixed Issues] – Fixed a checksum validation vulnerability in Samba Active Directory domain controllers.
– Guest users could not access SMB shared folders even when administrators disabled access restrictions in Control Panel > Win/Mac/NFS > Microsoft Networking > Advanced Options.

Release Notes for QTS