資格情報を使った共有フォルダーへのアクセス
個々のパソコンのユーザーアカウントを管理していれば特に問題はないけれど、管理していない場合は「誰でもアクセスできる共有フォルダーを作成する」のようにセキュリティが甘くなる「Guest」アカウントを利用することでアクセスできるようになります。
アクセスする側にユーザーアカウントを作成せず、且つGuestアカウントを利用しないでアクセスできる方法が資格情報を使ってアクセスする方法が、今回説明する資格情報を使ったアクセス方法です。
今回は、192.168.29.104というコンピューターに共有フォルダーを作成しています。その共有フォルダーは「TestUser」というユーザーアカウントのみアクセス可能となっています。
共有フォルダーにアクセスするパソコン側には「Satoh」というユーザーアカウントのみ登録されています。
共有フォルダーを持っている側
今回は「TestShared」というフォルダーを共有します。この共有フォルダーにはTestUserというユーザーアカウントのみアクセス・書き込みなどを行えるように設定しています。コンピューターのIPアドレスは「192.168.29.104」としています。
アクセスする側の手順
- 共有フォルダーにアクセスできるユーザーアカウントでログインしていないパソコンからアクセスすると、「ネットワークエラー」となってアクセスできません。これをユーザーアカウントを追加しないでアクセスできるようにします。
- Windows 資格情報の管理をクリックします。
- 「資格情報マネージャー」が表示されますので、Windows 資格情報の追加をクリックして、共有フォルダーにアクセスする際に利用するユーザーアカウントを設定します。
- インターネットまたはネットワークアドレスの部分には、アクセスする共有フォルダーのコンピュータ名またはIPアドレスを指定します。ユーザー名には、共有フォルダーにアクセスする時に利用するユーザーアカウント名(共有フォルダーにアクセス権限があるユーザーアカウントの名前)を、パスワードにはそのユーザーアカウントのパスワードを入力します。
今回は共有フォルダーを持つコンピューターをIPアドレス指定(192.168.29.104)で入力し、ユーザー名をTestUser、そしてパスワードを入力しています。入力が終わったらOK(O)をクリックします。
- すると「資格情報マネージャー」に設定したユーザーアカウントが表示されるようになります。
- 念のため一旦ログオフして、再度ログインします。
- 先ほどアクセスが拒否された共有フォルダーにアクセスすると、アクセスできるようになっています。
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