スマートフォンでFOMA SIMを使う
目的
携帯電話にはあまりお金をかけたくなかったので、フィーチャーフォン(ガラケー)と格安SIMでスマートフォンの2台持ちで運用してきたました。フィーチャーフォンなのでFOMAプランを利用していました。
フィーチャーフォンのFOMAプランタイプSSなどのプランは、無料通話が付いてくるのと、データプランの契約必須という縛りがなく、頻繁に電話を利用することはないけれど、それなりに使う場合にお得感がありました。
ドコモ4G(Xi)の基本プランは、無料通話がない従量課金のシンプルプランか、5分まで通話無料のカケ・ホーダイライトプラン、24時間無料のカケホーダイプランがありますが、シンプルプランとカケホーダイライトプランはデータ通信プランの契約が必須なので割高になりますし、カケホーダイプランにするほど頻繁に電話を利用することがないのと、自分の使い方からすると割高になってしまうので、ドコモ4G(Xi)に契約変更するのには躊躇していました。
ただこのところ、写真をとったりインターネット検索することが多くなってきたので、2台持ちから、1台のスマートフォンで通話とデータ通信を極力低料金で行えて、4G(Xi)ではなくFOMAのプランを継続できるスマートフォンを探すことにしました。
選定
スマートフォンを選ぶにあたって、次のことが実現できる機種を探しました。
- 通話にはFOMAのプランが利用できる。
- データ通信の品質はそれなり通信できればいいので、格安SIMレベルで十分。
- 通話とデータ通信を別会社にするので、デュアルSIMが使える端末。
- 多少荒く使っても後悔しない程度の価格で、それなりの見た目の端末。
- 端末前面に指紋認証機能があること。
今まで2台持ちの一方がiPhoneで、ちょうど2018年に発表されたiPhone XS/XS MAX/XRはデュアルSIM(物理SIM+eSIM)という内容。「これは!」と考えたけれど、現時点で利用不可(iOS12.1以降で対応?)で詳しい仕様が分からないのと、FOMA SIMにはほぼ対応しないだろうという自分なりの予測、eSIMに対応するキャリアが現時点ではソフトバンクのみが「今後対応する予定」、ドコモやauは「未定」、格安SIMのIIJmioがフルMVNOで対応する可能性はあるけれど「どうなんだろう?」ということ、何より高価なのでiPhoneは対象外に。
ドコモやau、ソフトバンクから発売されているスマートフォンはシングルSIMなので対象外に。
SIMフリースマートフォンの有名どころである、HuaweiやASUSに絞り込みました。デュアルSIM可能な最新の機種(HuaweiのP20 やHonor10など)ではFOMA SIMが使えないとの情報がネット上に載っていたので、無難にいくため最新機種は断念しました。
ASUSのZenFoneの一部機種もFOMA SIMに対応していますが、どうも背面のASUSロゴが入っているのが好きになれなかったので却下しました。
Honor9を使うまでの準備
ドコモ関連
今まで使っていたフィーチャーフォンがN-01Cで、SIMカードサイズが通常サイズSIM。Honor9はnano SIMで物理的に使うことができないので、SIMカードのサイズ変更をしなければなりません。
SIMカッターでnano SIM化という方法もありますが、ここは無難にドコモショップに行ってSIMカードのサイズを変更してもらいました。店員さんに「SIMカードのサイズをnano SIMサイズに変更したい」と言うと、新しい端末を確認するといったこともなく、すんなりとSIMカードを変更してもらえました。
IIJmio関連
Honor9はIIJ経由で購入しました。10月2日の午前に購入して、届いたのが10月5日でした。
Honor9用のデータ通信にはIIJmioですでに契約していたミニマムスタートプランの追加SIMとして購入しました。
10月2日 | Honor9と追加SIMの購入手続き。 |
「本人確認完了のご連絡」メールが届く。 | |
10月3日 | 「[IIJmio]ready to start」メールが届く。追加SIMを発送したとの内容でした。 |
10月4日 | [IIJmio]ready to start」メールが届く。今度はHonor9を発送したとの内容でした。 |
追加SIMが届く。 | |
ドコモショップでSIMカードサイズ変更。 | |
10月5日 | Honor9が届く。 |
Honor9のSIM設定
SIMの設定
IIJmioのデータを通信を利用できるようにするために、プロファイルを設定します。既定の通話・通信で使うSIMを設定します。
- foma SIM と IIJmioのデータSIMを、Honor9に挿して起動。ちなみSIM1にはIIJmioのSIMを、SIM2にはドコモFOMA SIMを挿しました。
- 設定から無線とネットワークをタップします。
- モバイルネットワークをタップします。
- データ通信に使うプロファイルを選択するので、IIJmioのSIM(SIM1)のアクセスポイント名をタップします。
- このHonor9にはすでにIIJmioなど格安SIMのプロファイルが登録されているので、一覧から選択するだけで利用できるようようになります。IIJmioを選択します。
- 設定の無線とネットワークからデュアルSIM設定をタップします。
- デフォルトのデータ通信はSIM1を選択し、デフォルトの通信用SIMにはSIM2を設定します。
以上でSIMの設定は完了です。
月額利用料
通話専用にドコモのFOMAプランを、データ通信用に格安SIMのIIJmioのプランを利用しました。現在の2台の持ちの一方(iPhone)を念のため維持する場合でもおよそ4,500円程度(端末分割を省くと3,300円程度)。このHonor9だけ利用するようにすればおよそ4,000円前後(端末分割代金を省くと2,800円程度)で運用できます。
ドコモ FOMA月額利用料
ドコモはFOMAタイプSSバリューのみ契約。iモードやSPモードは契約しないのでドコモのメールも利用しない契約です。FOMAタイプSSなので、1,000円分の無料通話が付いてきますし、3,000円を上限として使わなかった無料通話分が繰り越されます。
FOMA タイプSSバリュー | 1,864円 |
いちねん割引(10年超) | -470円 |
ファミリー割引 | -470円 |
ユニバーサルサービス料 | 2円 |
消費税 | 74円 |
ドコモ合計 | 1,000円 |
IIJmio月額利用料
すでにIIJmioのタイプDのミニマムスタートプランで1回線契約ずみで、Honor9用にデータ通信専用SIMを追加SIMとして契約しました。データ通信専用の追加SIMなので利用料は400円で済みます。
ちなみにミニマムスタートプランは合計2枚まで契約できて、データ料はシェアされますので2枚合わせて3GBとなります。
データ通信専用追加SIMの場合は400円ですが、SMS機能付きの場合は付帯料として140円が、音声通話機能付きSIMの場合は付帯料として700円が追加SIM利用料400円に加算されます。
IIJmio タイプD ミニマムスタートプラン | 900円 |
IIJmio タイプD ミニマムスタートプラン音声通話機能付帯料 | 700円 |
ユニバーサルサービス料 | 2円 |
IIJmio タイプD ミニマムスタートプラン 追加SIM | 400円 |
ユニバーサルサービス料 | 2円 |
消費税 | 160円 |
Honor9 24回分割 | 1,384円 |
IIJmio合計 | 3,548円 |
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