「W: mdadm: /etc/mdadm/mdadmconf defines no arrays」が表示される
sudo apt upgradeコマンドを実行した時に、たまにW: mdadm: /etc/mdadm/mdadmconf defines no arraysが表示されるのが気になったので、どうすれば出力されなくなるのかを調べてみました。
このメッセージ表示されているmdadmは、ソフトウェアRAIDの方法のようで、そのmdadmの設定ファイルがmdadm.confになります。ちなみにこのメッセージが表示された環境(Ubuntu 16.04.5)ではRAID運用は行なっていませんでした。
このW: mdadm: /etc/mdadm/mdadmconf defines no arraysが表示されるのは、mdadm.confにARRAY行がない場合に表示されるようで、RAID運用をしていない環境などでは、ARRAY行がないので表示されるようです。mdadm.confに下記のような手順でARRAY行を追加すると表示されなくなりした。
手順
mdadm.confに下記のような手順でARRAY行を追加すると表示されなくなりした。またRAID運用をしていない環境でも、ARRAY行がないとメッセージが表示されるようです。
- mdadm.confを編集出来るようように開きます。mdadm.confは環境に合わせて指定してください。
$ vim /etc/mdadm/mdadm.conf
- 開いたmdadm.confに、ARRAY
devices=/dev/sda を追記します。今回の環境ではmdadm.confの内容は下記の通りです。# mdadm.conf # # Please refer to mdadm.conf(5) for information about this file. # # by default (built-in), scan all partitions (/proc/partitions) and all # containers for MD superblocks. alternatively, specify devices to scan, using # wildcards if desired. #DEVICE partitions containers # auto-create devices with Debian standard permissions CREATE owner=root group=disk mode=0660 auto=yes # automatically tag new arrays as belonging to the local system HOMEHOST <system> # instruct the monitoring daemon where to send mail alerts MAILADDR root # definitions of existing MD arrays # This file was auto-generated on Wed, 05 Apr 2017 08:59:47 +0900 # by mkconf $Id$ ARRAY <ignore> devices=/dev/sda
- 以上でapt upgradeしても、W: mdadm: /etc/mdadm/mdadmconf defines no arraysが表示されなくなりました。
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