ヤマハルータのコマンド
システム関連
- 文字コードを設定する。「ascii」の他には、「sjis」「euc」の指定が可能。
# console charset ascii
- 何も操作しなかった場合にログアウトするまでの時間、[300]の部分は秒数を指定する。[300]は5分。
# login timer 300
- ルータを初期化する
# cold start
- ユーザーモードを管理者モードに変更する。このコマンド入力後に管理者パスワードを入力する必要がある。
# administrator
- ルータを再起動する。
# restart
- ルータのシステムバージョンや、CPU・メモリーの使用量、ファームウェアのバージョンなどの情報を表示する。
# show environment
情報を表示
- ARP情報を表示する。上段コマンドはIPv4用。下段コマンドはIPv6の近隣情報(IPv4でいうところのARP情報)を表示する。
# show arp # show ipv6 neigbhor cache
- ルーターのIPv6のアドレス情報を表示する。
# show ipv6 address
- ルーターIPv4のアドレスなどを表示する。表示はインターフェースを指定して、そのインターフェース単位で表示する。インターフェイス名にはlan1やpp 1、tunnel 1などを指定できる。
# show status [インターフェース名]
- VLANのIPv4のアドレスなどを表示する。インターフェイス名にはlan1/1などが指定できる。
# show status vlan [インターフェース名]
- ルーティング情報を表示する。上段コマンドはIPv4用で、下段コマンドはIPv6用。
# show ip route # show ipv6 route
- NATの情報を表示する。
# show nat descriptor address
- IPSecの SA情報を表示する
# show ipsec sa
- 上段コマンドはIPv4のDHCP情報(自ルーターがDHCPサーバーになっている)を、下段コマンドはIPv4のDHCPクライアント情報(自ルータがDHCPクライアントになっている)を表示します。
# show status dhcp # show status dhcpc
- IPv6のDHCP情報(自ルータがDHCPv6クライアントの情報)を表示する。
# show status ipv6 dhcp
- IPv6の近隣キャッシュの表示。
# show ipv6 neighbor cache
設定ファイル(config)関連
設定ファイル(config)はsaveするごとに2世代前までのバージョンを自動で保存してくれます。また0~4までの番号を指定して保存することもできます。
- コンフィグ情報を表示する。grepオプションを付けると、指定した検索文字列を含んでいるコンフィグ情報のみを表示することができる
# show config # show config |grep [検索文字列]
- 設定ファイル(config)を番号を指定して表示する。
# show config [番号]
- 設定ファイル(config)の一覧を表示する。
# show config list
- 設定ファイル(config)を保存する。
# save
- 設定ファイル(config)を番号を指定して保存する。番号は0~4までで、その設定ファイル(config)のコメントも入力できます。コメントはshow config listの設定ファイル(config)一覧に表示されます。
# save [番号] [コメント]
- 設定ファイル(config)を読み込む。このコマンドはRTX830, RTX1210でのみ利用できる。再起動は不要で設定ファイル(config)を指定番号の設定ファイル(config)に書き換えてくれます。
# load config [番号]
- 指定番号の設定ファイル(config)を既定の設定ファイル(config)に設定する。
# set-default-config [番号]
ネットワーク調査
- pingを実行する。上段コマンドはIPv4用で[127.0.0.1]部はIPv4アドレスまたはホスト名を指定する。下段コマンドはIPv6用で[2001::1]部はIPv6アドレスまたはホスト名を指定する。
# ping 127.0.0.1 # ping6 2001::1
- トレースルートを実行する。上段コマンドはIPv4用で[127.0.0.1]部はIPv4アドレスまたは、ホスト名を指定する。下段コマンドはIPv6用で[2001::1]部はIpv6アドレスまたは、ホスト名を指定する。
# traceroute 127.0.0.1 # traceroute6 2001::1
ログ関連
- ログを表示する。上段コマンドは古い順からログを表示し、下段コマンドは最新のものから順に表示します。
# show log # show log reverse
- ログを検索する。上段コマンドは古い順からログを表示し、下段コマンドは最新のものから順に表示します。
# show log |grep [検索文字列] # show log reverse |grep [検索文字列]
- ログを消す。
# clear log
- 上段はデバッグログを出力する。下段はデバッグログの出力を停止するコマンド。
# syslog debug on # no syslog debug
- 上段は通知ログを出力するようにする。下段は通知ログの出力を停止するコマンド。ちなみに通知ログをONにするとフィルターの情報などが出力されるようになる。
# syslog notice on # no syslog notice
そのほか
- 選択したppインターフェースなどから抜ける方法。上段でpp 1を選択、そこから2行目のno pp selectで抜けることができる。tunnelインターフェースの場合はppをtunnelに変更すればいい。
# pp select 1 pp1# no pp select #
- IPSecの事前共有鍵で利用できない文字列は&、<、>、'、¥、\。そのほかのASCII文字列は利用できるようです。
Windows上でコンフィグのダウンロード・アップロード
- コンフィグ情報をファイルとしてダウンロードする。[192.168.0.1]はルータのIPアドレスを指定し、[password]にはルータの管理者パスワードを、[config.bk]にはダウンロードするときのファイル名を指定する。
c:¥> tftp 192.168.0.1 get config/password config.bk
- コンフィグ情報ファイルをルータにアップロードして適用する。[192.168.0.1]はルータのIPアドレスを指定し、[config.bk]にはアップロードして適用するコンフィルファイルを、[password]にはルータの管理者パスワードを指定する。
アップロード後すぐに save コマンドを実行するとエラーが表示される場合があるので、アップロード後しばらく経ってから save コマンドを実行するが吉。
c:¥> tfpt 192.168.0.1 put config.bk config/password
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TFTPコマンドを使えるようにする
TFTPコマンドは Windows 7以降標準では使えないようになっているので、使う場合はコントロールパネルの「Windowsの機能の有効化または無効化」(Windows 10の場合)からインストールする必要がある。
macOSでコンフィグのダウンロード・アップロード
- コンフィグ情報をファイルとしてダウンロードする。[192.168.0.1]はルータのIPアドレスを指定し、[password]にはルータの管理者パスワードを、[config.bk]にはダウンロードするときのファイル名を指定する。
$ tftp 192.168.0.1 tftp> get config/password config.bk tftp> quit
- コンフィグ情報ファイルをルータにアップロードして適用する。[192.168.0.1]はルータのIPアドレスを指定し、[config.bk]にはアップロードして適用するコンフィルファイルを、[password]にはルータの管理者パスワードを指定する。
$ tftp 192.168.0.1 tftp> put config.txt config/password tftp> quit
Bash on Windowsでコンフィグ情報の保存
- コンフィグ情報をファイルとしてダウンロードする。[192.168.0.1]はルータのIPアドレスを指定し、[password]にはルータの管理者パスワードを、[config.bk]にはダウンロードするときのファイル名を指定する。
$ tftp 192.168.0.1 tftp> get config/password config.bk tftp> quit
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TFTPコマンドを使えるようにする
Bash on Windows を開いて、下記コマンドを実行することでTFTPをインストールする事ができる。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install tftp
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